第2回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

市民公開講座

第2回日本プライマリ・ケア学術大会連合学会市民公開講座



「増えたらいいな、こんな医者〜
   病院で、身近なところで、普段のときも、災害のときも」

日時 2011年7月3日(日)13:00~15:00
会場 ロイトン札幌3階 ロイトンホール
開催の目的 本学会は昨年、3つのプライマリ・ケア関連学会が合併して誕生しました。医師だけ ではなく、歯科医師、薬剤師、看護職、介護職など多職種による学会ですが、医師に おいては、地域の医師(プライマリ・ケア医、家庭医)と病院総合医が2つの柱で す。一見異なるこの2つの立場が、根や目指すところは同じであり、しかも、これか らの医療にとってとても重要であることを、市民の皆様といっしょに考えたいと思い ます。
司会・シンポジスト 松田 諭
(札幌市・栄町ファミリークリニック 院長 北海道家庭医療学センター理事)
シンポジスト 生坂 政臣(千葉大学医学部附属病院総合診療部教授)
坂本  仁(札幌市・坂本医院 院長、西区在宅ケア連絡会 幹事)
企画概要 医学・医療はこれまで、どんどん細かく専門化することで発達してきましたが、体の部分ごとの、いわゆる守備範囲の狭い専門医だけでは、現代の複雑な医療問題を抱える1人の人間を、生活の場まで意識して、隙間なくカバーすることは困難です。1人目の演者の生坂政臣先生は、大学病院での診療の他、医師を対象とした全国を股にかけた講演活動に加えて、テレビ番組「GM~踊れドクター」の医療監修をされるなど、メディアを通じ一般の方に向けても、病院総合医の普及のために活躍しています。

2人目の演者の坂本仁先生は、自院での外来診療、訪問診療の他、西区在宅ケア連絡会の幹事として、地域における医療・介護の多職種の連携を精力的に進め、札幌市の在宅医療の旗手となっています。

さらに今回は東日本大震災におけるプライマリ・ケア医の活動を、実際に支援活動を行った司会の松田諭先生から講演を行うことによって、「病院」「身近なところ(地域)」そして「普段のときも」「震災のときも」それぞれの場に求められる、そして増やしていきたい、これからの医師像を、演者の講演をもとに、会場の皆様と話し合い、今後の本学会の活動に生かしていきます。

 

PAGE TOP