第2回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 | 教育ワークショップ

企画名 【ワークショップ20】これからの総合診療①「地方病院や医師不足地域での総合診療」(当日参加可能)
日時 7月3日(日) 10:35〜12:00
会場 第6会場  3階 エメラルドルームA
開催の目的 医師の専門分化、都市部集中、無床診療所勤務などの傾向が進む現代において、地方病院の勤務医不足は深刻な問題となっている。一方で入院医療を中心とし地域の救急を受け入れ、科を細かく分けられない地方病院は総合診療医が最も力を発揮する場である。従って総合診療医の増加により医師不足の緩和が望めることになる。総合診療医の増加のカギとなる研修教育と地方での総合診療の実践について議論し医師不足緩和のヒントを得る。
対象 地方病院の勤務医、他の専門から総合診療への転向を考えている方、家庭医療研修を終えた方など。当日の飛び入り可です!
申込定員  
司会・演者 濱口 杉大(江別市立病院総合内科)
演者 川島 篤志(市立福知山市民病院 総合内科)
佐藤 泰吾(諏訪中央病院 内科/総合診療部)
古垣 斉拡(千葉県立東金病院 内科)
企画概要 地方病院で勤務できる総合診療医の数を増やすためには、総合診療医を目指す若手医師や研修医の数を増やすことが大切である。このためには研修教育に力を入れた総合診療部門の立ち上げや病院の上層部を巻き込んだ全体の環境づくりがカギとなってくる。まさに若手医師や研修医中心の地域医療の実践が望まれていると言えよう。
しかしこの「地方病院や医師不足地域での総合診療」というテーマに限っては、どのように研修教育環境を作り出し、どのように総合診療を実践したらいいのかについては各病院が思考錯誤で行っている段階であり、そのような議論を深める機会さえ今までにほとんど皆無である。モデルとなるケースがまだまだ少ないのが現状だ。
このワークショップでははじめに全国の地方都市で研修教育に力を入れ総合診療部門の立ち上げに深くかかわった総合診療指導医の先生方にお話しをいただき、その後グループに分かれて①地方病院での総合診療医養成のための研修教育、②総合診療医による地域医療実践、の2つのテーマに絞って、実践、問題点、展望などについて意見を出し合い、最後にみんなで総括することにより今後の日本の医師不足解決の一助となる議論を深めたい。
前のページへ戻る