第2回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 | 教育ワークショップ

企画名 【ワークショップ14】外来を愉しむ 「攻める問診」 定員になりました
日時 7月3日(日) 9:05〜10:30
会場 第7会場  3階 エメラルドルームB
開催の目的 問診から重要な「キーワード」を見つけ診断を絞り込む方法を、私の失敗談を交えて解説します。
対象 若手医師
申込定員 36名
講師 山中 克郎 (藤田保健衛生大学 総合救急内科)
企画概要 救急外来や内科外来診察室で研修医の診療を見学していると、「何でこれを聞かないんだよ~。よし攻めろ、そこで!」と歯がゆく思うことがよくあります。診断の80%は問診でつくと言われるほど、問診技術は鑑別診断にとって最も大切な要素です。

不安を持って訪れる患者さんに対しては「大変だったですね。今日来ていただいて本当によかったです。」 と心から共感を持って接し、最初の3分間で患者さんの心をグッとつかみます。このステップはとても重要で、心が通わないと重要な情報が聞けなくなります(患者さんは全てを医者に話すわけではありません)。

次に鑑別診断が少ないキーワード中のキーワード(例えば右下腹部痛)を見つけたら、パッケージで繰り出す質問により鑑別診断をぐっと2-3個に絞り込む必要があります。患者さんの言うことをそのまま聞いていてはダメです。プロフェッショナルとして鑑別診断に重要なポイントを明確にする、『攻める問診』を行うことが大切なのです。身体所見や検査の前に鑑別診断を数個に絞り込み検査前確率を上げることが正しい診断を行うために重要です。
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