第2回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 | 教育ワークショップ

企画名 【ワークショップ11】シンポジウム:地域の医療を継続させるためのシステム
日時 7月2日(土) 15:50〜17:50
会場 第8会場  3階 エメラルドルームC
開催の目的 「地域医療をどのように継続的に提供するか」は,地域医療問題が大きな社会問題となっている昨今,重大なテーマと言えます.しかし,そのシステムの確立には共通の方法論が存在せず,各地で難題として扱われているのが現状です.
 今回,住民,行政,医療者の立場から地域医療を継続的に守り育てる先進的な試みをされている地域の実践例を学ぶことにより,各地域での医療システムづくりの方向性を皆で考えていければと思います.
対象 すべての医療従事者および医療系学生,住民,行政関係者
申込定員  
司会 井階 友貴 (福井大学医学部地域プライマリケア講座/高浜町和田診療所)
阿波谷 敏英 (高知大学医学部家庭医療学講座)
シンポジスト 梶井 英治 (自治医科大学地域医療学センター)
藤本 晴枝 (NPO法人「地域医療を育てる会」)
山内 敏信 (延岡市健康福祉部地域医療対策室)
企画概要 地域医療の主役である住民を中心に,行政や医療者が三位一体となり前進することこそ、継続するシステムの根幹とも言えるでしょう.
 自治医科大学地域医療学センターは,シンポジウムやフォーラム,人材育成などの取り組みを通じて,住民,行政,医療者が一緒に地域医療を考え構築することを支援しています.
 千葉県東金市では,千葉県山武地域を中心に住民有志が集まり,NPO法人「地域医療を育てる会」として,地域医療の現状や課題についての発信,地域医療教育への住民の参加などの方法で,地域医療の継続に貢献しています.
 宮崎県延岡市では,医師不足の危機的状況に市が地域医療対策室を設置し,全国で初めて地域医療を守る条例を制定するなど,積極的にシステムづくりに取り組んでいます.
 福井県高浜町では,町が寄附講座「地域プライマリケア講座」や地域医療推進室を設置,住民団体「たかはま地域医療サポーターの会」も誕生し,大学と地域が一体となって奮闘しています.
 どの地域も様々な努力,工夫,苦労があると思いますが,それらについて詳細にお聞きし,今後地域医療を継続させるためになすべきこと,各地域に還元できることを共に考えていきたいと思います.

※本セッションはワークショップではなくシンポジウムです。事前申込制ではございません。どなたでもご参加ください。
前のページへ戻る