第2回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 | シンポジウム

企画名 【シンポジウム2】わが国のワクチン行政とプライマリ・ケア医の担うべき役割を考える(佐賀大学 総合診療部、地域医療支援学講座 共同企画)
日時 7月2日(土) 9:00〜10:30
会場 ホールC  3階 ロイトンホールAB
開催の目的 限りある医療資源のなかで予防医療とりわけワクチンは重要である。
しかし、わが国のワクチン行政は世界の動向よりはるかに遅れており様々な問題を抱えている。
小児科医や産婦人科医とともに、地域医療の担い手であるプライマリ・ケア医こそ、この問題と向き合う必要がある。
ワクチンの意義とわが国のワクチン行政の問題点を理解し、これからのプライマリ・ケア医の担うべき役割を考える。
対象 医師、看護師およびメディカルスタッフ、行政関係者、学生、地域医療・母子保健・健康教育に関心のある全ての方々
司会 杉岡 隆 (佐賀大学医学部地域医療支援学講座)
シンポジスト 薗部 友良 (日本赤十字社医療センター小児科、「VPDを知って子どもを守ろう。」の会 代表)
岩田 健太郎 (神戸大学病院感染症内科)
堀 成美 (聖路加看護大学 看護教育学)
高畑 紀一 (細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会)
坂西 雄太 (佐賀大学医学部地域医療支援学講座、前・幌加内町保健福祉総合センター長)
企画概要 医師、教育学、市民より専門家を招き、わが国のワクチン問題について多角的に検討し理解を深める。またプライマリ・ケアの現場での医療機関と行政の連携による取り組みも紹介する。
シンポジウムの後半では、シンポジスト同士や会場とのディスカッションを行い、これからのワクチン行政におけるプライマリ・ケア医の担うべき役割を考える。
各シンポジストには以下について講演していただく。
薗部友良先生および岩田健太郎先生には、それぞれ小児科医、感染症科医の立場から、ワクチンで予防できる病気(Vaccine Preventable Diseases:VPD) に対するワクチンの意義やわが国のワクチン行政の制度上の問題点などについて。
堀成美先生には看護教育学の立場から、市民への健康教育やワクチンに関する情報提供のあり方などについて。
高畑氏には細菌性髄膜炎から子どもたちを守ろう会のこれまでの活動や、患児の保護者としての想い、市民と医療職、行政との連携などについて。
坂西は6種(インフルエンザ、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、ムンプス、HPVワクチン)任意ワクチンの公費全額助成を実現した北海道幌加内町の取り組みを紹介する。
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