第2回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 |ナイトセッション
企画名 | 【ナイトセッション5】多量飲酒者に対する節酒指導−ブリーフ・インターベンション− |
日時 | 7月2日(土) 19:30〜20:30 |
会場 | 第5会場 2階 クリスタルルームC |
開催の目的 | 多量飲酒は, 生活習慣病,うつ病・自殺,飲酒運転などの社会問題の危険因子として注目されています. 一方で,幅広いアルコール問題は,家庭医・プライマリケア医の診療でCommon Diseaseですが,その対応についてはあまり知られておりません.このセッションでは,WHOを中心に開発された飲酒量低減の手法であるブリーフ・インターベンションによる節酒指導法を体験し,明日から診療に活かして頂きたいと思います. |
対象 | 医師・看護師・その他節酒指導に興味のある方 |
企画責任者 | 杠 岳文(国立病院機構肥前精神医療センター) |
演者 | 山梨 啓友 (医療生協さいたま大井協同診療所) 角南 隆史 (国立病院機構肥前精神医療センター)\ |
企画概要 | みなさんは節酒指導についてご存知ですか.多量飲酒は,成年期の糖尿病,高血圧など生活習慣病や膵炎,肝炎のみならずうつ病・自殺などの精神疾患,DVや飲酒運転などの社会問題の危険因子として注目されています.一方で,幅広いアルコール問題は,消化器科や救急外来,アルコール依存症を診る精神科などで問題になるものの,禁煙対策に比べるとその対策には大きな遅れがあるのが現状です. ブリーフ・インターベンションは,1980年代からWHOを中心にその開発と効果検証が進められ,海外では飲酒量低減の手法としてすでにその有効性は確立しています.国内では2007年から日本版の介入技法の開発と有効性の検証の研究を行われており,今後広く家庭医・プライマリケア医の中で活用されていくものと思われます. 今回のセッションでは,ブリーフ・インターベンションをみなさまに御紹介し,明日から現場で使える節酒指導の方法についてロールプレイを交えて体験して頂きます.コメディカルが節酒指導を行えるように,アルコールについての専門知識を持たなくとも良いように研究で使用されたワークブック教材を用いて行いますので,どなたでもお気軽に御参加下さい. |