第2回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 | 教育講演
企画名 | 【教育講演4】緩和ケアと終末期医療 (プライマリ・ケア認定薬剤師指定講座 1単位) |
日時 | 7月2日(土) 9:00〜11:00 |
会場 | 第5会場 2階 クリスタルルームC |
開催の目的 | 終末期がん患者が希望する終末期を過ごすために緩和ケアが果たすべき役割を考える |
対象 | すべての医療職対象 |
講師 | 前野 宏 (前野宏 札幌医療生活協同組合 副理事長 ホームケアクリニック札幌) |
企画概要 |
日本国民に対するアンケート調査によると、末期がんになったら終末期をどこで過ごしたいかという質問に対して80%以上が自宅と答えている。しかしながら実際に末期がん患者で自宅で最期を迎えているのは10%以下である。どうしてこのようなギャップが生じるのであろうか?いくつかの原因を考えてみると、①がん患者・家族の希望が聞かれていない、②がん治療が終末期のぎりぎりまで行われている、③在宅緩和ケアを受ける受け皿が地域に整備されていない、などが考えられる。本セッションでは、こういった現状をふまえて終末期がん患者がその人の希望に添った終末期を過ごすことができるためにすべきことを考えてゆきたい。 |