第2回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 | 教育講演
企画名 | 【教育講演3】うつ病と不安障害 (プライマリ・ケア認定薬剤師指定講座 1単位) |
日時 | 7月2日(土) 9:00〜11:00 |
会場 | 第4会場 2階 クリスタルルームB |
開催の目的 | 日常臨床で対応を迫られる頻度の多い精神障害としては,抑うつ状態と不安状態が挙げられる.そういう苦労を持った患者さんを前にして,医療者としてどの様に振舞うことが出来るのかを考える. |
対象 | どなたでもどうぞ |
講師 | 土田 正一郎 (倶知安厚生病院 精神神経科) |
企画概要 | 目的は,診断,治療ではありません(あしからず).まず日常生活において,不安やうつは身近に存在するものであり,必要なものかもしれないと確認します.問題は,その存在が日常生活の安全を脅かす状況になったときです.その時に医療従事者は,何ができるのかを考えます.状況把握のために必要があれば診断ツールを用いてもよいし,薬物の効果を知っておくことも大切でしょう.認知療法を始めとする精神療法は何を求めて行うのかは知っておくべきです.環境調整の方法や社会資源の活用に巧みになることも重要かもしれません.しかし残念なことに,それらは知識でしかありません.日常生活を脅かす脅威となった不安やうつをなだめ,落ち着かせるには何かが足りません.その何かを伝えることができる講演になればいいなと考えています(考えているだけで実際にはそうならないかもしれません). 目的は,やっぱりいつも「元気になる」です. |