第2回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 | インタレストグループ

企画名 インタレストグループ12】医学教育の現場における利益相反について考える
日時 7月3日(日) 8:00〜9:00
会場 第12会場  20階 パールホールC
開催の目的 医学教育における利益相反の現状,それについての教育,そして議論の基礎となるデータを生み出すためのリサーチ等について話し合う。
対象 関心がある方、どなたでも
企画責任者 向原 圭(国立病院機構長崎医療センター 総合診療科)
演者 郷間 厳 (市立堺病院 呼吸器内科)
斉藤 さやか (筑波メディカルセンター病院 総合診療科)
宮崎 仁 (宮崎医院)
宮田 靖志 (北海道大学病院 地域医療指導医支援センター・卒後臨床研修センター)
企画概要 現在のわが国において,ボールペンをはじめとする製薬会社からの様々なギフト,薬の説明会,生涯教育への資金提供等,医師と製薬会社のかかわりは日常となっています。医学教育の使命の1つに,科学的根拠に基づいた臨床判断をし,個々の患者にとって最善の医療が提供できる医師を育てることがあります。一方,製薬会社の使命の1つは,マーケティング戦略に基づいて医師に医学情報を提供し,商品の売り上げを伸ばし,企業の利益を高めることであり,必ずしも個々の患者にとって最善の医療を提供することではありません。したがって,医学部・研修病院といった医学教育の現場と製薬会社とのかかわりが非常に深い現在,そこには半ば必然的に利益相反が存在すると考えられます。しかしながら、わが国ではこの問題について特にアカデミックな場であまり議論されてきませんでした。患者・社会にとってより良い医療を提供していくためには医師と企業との適切な関係について少しずつでも建設的な議論を行っていく必要があります。比較的少人数で気軽な議論ができればと考えています。関心のある方々のご参加をお待ちしています。
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